バイク保険に限らず、乗用車も含め、ドライバーが加入を義務付けられている保険として、自賠責保険というものがあります。皆さんは、しっかり自賠責保険に加入しておられるでしょうか。
自賠責保険(自賠責共済)の加入状況を確認してみると、車検を義務付けられている自動車に関しても、ある程度の無保険車が存在します。そして、車検の義務がなく、チェックが行われない原動機付自転車(いわゆる原付・スクーター)などについては、無保険車が多いのが現状です。これを問題視した政府は、「無保険バイク追放キャンペーン」という活動を、行ってきたりもしています。
やや古いデータで申し訳ありませんが、昭和55年9月1日から9月30日までの一ヶ月間にわたって、このキャンペーンを実施した結果、どうなったと思われますか?その結果についてですが、まず、原動機付自転車の台数は、前年度末の1,108万台から、翌年度末には1,207万台に増加しました。そして、保険(共済)加入率ですが、54年度末は78.3%でしたが、55年度末には80.2%に向上しています。つまり、キャンペーンの効果はあったようです。
自動車の場合、車検が義務付けられています。ですから、そのときに、自賠責保険の更新に関しては、自動車整備場が代行してくれます。これは、自動車整備場は、保険代理店をかねている場合が多いことによります。しかし、車検が義務付けられていない、原付・スクーターの場合になると、忘れてしまうケースが多いようです。万が一のときに備え、バイク保険の更新時期には、十分に注意していきたいものです。
原付二種についてご紹介します。原付二種とは、51cc以上125cc以下の小型自動二輪車を言います。50ccの原付と同じような形の黄色かピンク色のナンバープレートが付いています。ナンバー登録は市区町村の役場で管轄管理しており50cc以下の原付は30km/hや二段階右折の制限があります。そのため、道路を走る上ではかなり肩身の狭い思いをしなければなりません。
しかし、原付二種は高速道路(自動車専用道路)が走れないだけなので、その他は250ccの中型バイクや大型バイク・車と扱いは同じなのです。つまり一般道路なら車と同じように60km/hで走行することができますし、もちろん二人乗りもできます。免許制度が変わったため16歳で取得できるのは、400ccまで運転できる普通自動二輪免許までになってしまいました。
125ccまでの小型自動二輪限定というクラスもありますが、費用的にみれば普通自動二輪免許を取得するのと変わりません。そのため殆どの人が普通自動二輪免許を取得する。普通自動二輪免許で乗れるバイクで、最も人気のある中型自動二輪車(126cc~)の新規加入における任意保険については、16歳で対人無制限+物損+・・・の最高プランの場合には年間で約12万円くらいかかります。
多くの加入者を募って支払い用のお金を用立てして、お互いに助け合うようになシステムをとっているものが、いわゆる保険です。だからこそ、できるだけ多くのライダーに保険に加入してもらえれば、それだけ掛け金も低くなくてすみます。これは道理でしょう。保険料が高いから保険に入らないということではなくて、万が一の場合に必要となるものだから入るようにする。その結果としてスケールメリットで掛け金が下がっていくという点が保険にはいるためには理想的だといえるでしょう。
そうはいっても、実は掛け金には個人差が生まれてきます。しょっちゅう事故を起こしてしまい保険を使っているという人と、無事故をまもり通すライダーもいます。そのような場合では掛け金に差が出てしまいます。これは当然のことです。それと同時に、免許取りたての初心者と何十年も無事故で運転しているベテランのかたでは、これも差があってしかるべきことでしょう。
このような考え方は、掛け金の割引となって還元されていきます。年齢による差は、年齢不担保という設定となっております。21歳未満の場合は不担保、26歳未満の場合は不担保というように割り引かれていきます。一方で個人の事故経歴は、等級というランキングに反映されています。この等級は新規加入時はランクA~Eの5段階ある6等級からはじます。事故を起こしてしまい保険を使うほどランクは下がり1等級まで下がってしまいます。この際には掛け金は5割増しとなり、一方で何年も事故を起こさなければ20等級の6割引にまでなります。
バイク保険には搭乗者傷害保険という保険内容もあります。この保険に入っているバイクが起こした事故では、加害者や被害者にかかわらず、その運転者や同乗者の死亡、負傷の補償を担うことができます。搭乗者傷害保険はある意味、自賠責と同じような被害者救済が主旨となっていますが、掛け金がやや高くなるということがネックとなっています。ただし、この保険だけの請求なら無事故等級がダウンしません。
車両保険は、事故によりバイクが壊れた場合にはその損害額を補償してくれる保険です。ただし、単独で転倒したとか、当て逃げされてしまい相手が特定できないと保険がおりません。また、台風や洪水などの天災の場合も使えるそうです。最近、とくに問題となってきている盗難については適応されないことから、別に盗難保険に入る必要があります。
自損事故保険は対人賠償保険、対物賠償保険においてライダー自身の負傷や死亡に補償はなされません。そのため自ら誤って事故を起こした場合、いわゆる自爆だったり自分に100%の過失がある場合には、死亡と入院通院に定額が支払われます。この保険は単独での加入はできませんので対人賠償保険を契約すると自動的についてきます。
事故を起こさなければ保険料が下がってきます。